長い歳月の間に、カジノのゲームやシステムには幾つかの変更が加えられ、より複雑で刺激的な体験を提供するようになりました。カジノ体験全般において見落とされがちな重要な要素として、食事の提供システムがあります。様々な料理を楽しめるよう、観光客にはビュッフェやレストランでの多くの選択肢が用意されています。

モンテカルロ、ラスベガス、アトランティックシティなどの諸都市では、カジノのフードシステムは革命的な変化を遂げました。今やラスベガスは単なるカジノ都市ではなく、娯楽の一大拠点となっています。昔からラスベガスはカジノを中心とした都市で、かつては食事や料理には余り重きを置いてはいませんでした。そのため、ギャンブルだけに興味があるわけではない多くの観光客を取りこぼしていました。州の宝くじやインディアン・カジノの台頭を見て、カジノの経営者や投資家たちは、すぐにビジネスの多様化を決断しました。多くのリゾートやカジノはツアー観光のような総合的なサービスを取り入れることにしたのです。それだけでなく、世界中から有名シェフを招いて、バラエティに富んだ料理をも提供しました。

ベラージオ(Bellagio)は特に美味しい料理の揃うカジノホテルの1つで、シーザーズ・パレス(Caesars palace)にも20店舗近いレストランが揃っています。他の多くのカジノでもエキゾチックなアメリカ風地中海料理などのさまざまな料理を楽しめます。ラスベガスにはエメリル・ラガス(Emeril Lagasse)の店もあります。この有名シェフはベガスのMGM グランドホテル内にエメリルズ・ニューオリンズ・フィッシュ ハウス(Emeril’s New Orleans Fish House)というレストランを構え、メニューには海鮮をふんだんに使った料理が並んでいます。また、デルモニコ・ステーキハウス(Delmonico Steakhouse)はエメリル・ラガスのひらめきのつまったステーキ専門店で、葉巻と酒類の品揃えでも有名です。

もう1人の有名シェフ、ウルフギャング・パック(Wolfgang Puck)は1992年にベガスにチェーン店スパゴ(Spago)をオープンしました。スパゴは豊富なメニューと洒落たスタイルで知られています。シーザーズ・パレス内で軽食とディナーを提供しており、メニューにはパスタやピザなどもあります。ウルフギャング・パックのもう1つの有名店ポストリオ(Postrio)では、魚介類などのニューアメリカン料理を提供しています。パック氏がラスベガスでオープンした店には他に、ルーポ(Lupo)やシノワ(Chinois)があります。

アトランティックシティの地理的位置は新しいカジノ体験に適しています。その進化は2003年にリゾート併設カジノがオープンした時から始まりました。アトランティックシティとラスベガスのシーフードビュッフェはよく似ています。ニューヨークとコネチカットではカジノの数が増え、週末には多くのギャンブラーが訪れています。

シーザーズ・パレスには多くの受賞歴のあるレストランがありました。プリマーベラ(Primavera)はその1つで、バッカナル(Bacchanal)と呼ばれるイタリア料理がメニューの大半を占める、シーフードとステーキの有名レストランです。

モンテカルロのルイ・キャーンズ(Louis XV)は王侯貴族的な気品と豪奢をただよわせた高級グルメを味わえるレストランです。地元の野菜と魚介類を使ったフランス料理のメニューが並んでいます。地中海の展望を楽しめることで人気のある、もう1つの有名レストラン、ル・グリル(Le Grill)では魚介のグリルを味わえます。長年の間、安いシーフードとバフェだけがギャンブラーの食事でした。単なるカジノゲーム以上の体験を提供するために、新しいリゾートでは多彩な料理を味わえる食空間というアイデアを思い付いたのです。

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